2006年の博多座の「二月博多座大歌舞伎」の公演パンフレットの表紙画です。
これは、実際に和紙を使って製作した“ちぎり絵”、つまりアナログ画になります。原画を紛失してしまったので印刷物をスキャンして掲載しました。私、たまにここでコンピュータ上で作ったものを“デジタル画”、普通の画材を使って描いたものを“アナログ画”という区別をして、ああだこうだと言ってますが、どちらかのスタイルを特に肯定や否定するつもりは毛頭ありません。が、こんな仕事をした後は、こういう切った貼ったのヤクザな製作も悪くないなあ、なーんて思ってしまうのも偽らざる心境です。しかし仕事としてのイラスト製作はもうアナログスタイル中心に戻ることはまずないでしょうね。いろんな意味で。
ひょっとしたら将来は、仕事はデジタル画で、趣味としての絵はアナログ画で、なんて描き分けをするようになるのかも知れない、なんてぼんやり考えたりはしています。