広告のカンプ絵とイベント会場の設営イメージスケッチです。
カンプというのは、広告制作の際に広告主に対して最初に提出するデザイン見本のことです。そして、そこに入る写真やイラストをとりあえずマーカーペンやパステルなんかで描いたスケッチ画で入れておくのですが、そのスケッチを専門に描く方をカンプライターと呼びます。スケッチとはいっても、マーカーやパステルで簡易的に描いたとは到底思えないような完成度の高い絵を描くプロフェッショナルもいましたねー。
私はカンプライターであった事はないのですが、会社に在籍してた頃や独立したての頃はよくヘタクソなカンプ描きの仕事をしていました。当時、売れっ子のカンプライターの方は下手なイラストレーターなんかより遥かに忙しかったそうで、私のところにもその溢れた仕事が回って来てたのかもしれません。
現在はというと、私の周りを見る限りカンプライターの仕事は相当激減してるようです。製作のデジタル化に伴い、画像編集ソフトで写真をチョイチョイと加工して誰でも簡単にカンプ用の画像を作れるようになってしまった、というのが原因のようですね。
今、私のところにたまにやってくる数少ないカンプの仕事も、昔のような広告用はほとんどなく、何かイベントの企画書などに付ける会場のイメージスケッチのようなものが多いですかね。