福岡の病院ガイドブックの中で使ったカットです。
最近は「セカンド・オピニオン」なる言葉の浸透もあって、患者が病院や医師、治療法を選ぶ事が当たり前になってきました。良い時代ですね。
私の子供の頃はそんな概念なんか無く、最初に飛び込んだ病院やお医者に何もかも任せるしかなくて、お医者もお医者で任されたからには、ひたすら懸命に治療に当たるというシンプルなもんでした。その為、時には最良の治療が受けられずに、助かるべき命が助からなかったり、望まない処置で不幸な患者が生まれたりもしたでしょうね。だからこの流れは至極当然のことでしょう。
今はほとんどの病院や医師がセカンド・オピニオンを積極的に奨励してるようです。ただ私なんかはそこに、そこはかとなく「医師の責任回避」っぽい臭いを感じたりもします。同時に「治療法に文句があるなら他所へどうぞ」みたいなニュアンスも。
因に「セカンド・オピニオン」と検索したら、医師や病院を変えるという意味ではない、第三者の意見を取り入れて治療の幅を広げる事、と書いてありました。まあ、それはその通りなんでしょうが・・・。
医師も医師で、最近の患者はインターネットで自分の病気を調べまくってくるので、素人の医療知識でアレコレと口出してくるわ、少々腑に落ちない治療だからとすぐに「セカンド・オピニオン」を金言の如く振りかざしてくるわで、さぞかしウザい事でしょうね・・・たぶん(笑)