代々木ゼミナールの英検対策講座パンフレットで使われた漫画ですね。
確かこの漫画、最初2〜3ページの予定だったと思いますが、最終的には6ページに増えました。まあ、その分お仕事としては大変になるんですが、増やしたのは先方様の英断だったと思います。
そもそも漫画というのは意外に情報が入んないんですよね。文字情報なら1ページで説明できるようなことが、漫画になると何ページも費やさなきゃならなかったりするんですね。
では、そもそも情報が入りにくいのに、なぜ漫画にするのか?というと、見た目楽しそうだから、という理由だけではありません。文字情報だけでは表現できないことがあるからです。
それは「感情」なんですね。漫画のキャラクターが笑ったり、驚いたり、怒ったり、泣いたりすることによって平板な情報に人間の感情を加える。それによって優先度の高い情報に誘導し、より強く印象的に伝えることができるということなんです。もっと簡単に言うと、楽しませつつ情報を伝える、ということですか。これは漫画ならではの情報伝達法でしょうね。
こういう情報漫画ですが、読者を楽しませて何かを伝える、という点では商業誌なんかの娯楽漫画と根本的に考え方は変わらないのではないかな?と、思っています。